白い靴のその後 2018/10/05

白い靴を履きたくてしかたなかったその後。。。自分の心の中で何かが吹っ切れたみたいで白い靴?はそれなりに処分致しました。

何だったのだろうと思います???

 

私が関わって来た患者さんのことは、それなりに親しく関わって来た方のことは書けますがあまり知らなかった方のことは書けません。

しかも、亡くなってしまった方は確認ができないんですね。。。それを追いかけても仕方ないと思いました。

 

がん治療は日進月歩で進んでいるように感じます。

ノーベル賞の季節になり、今年は本庶佑先生がノーベル生理学・医学賞を受賞いたしました。

オプジーボという免疫チェックポイント阻害剤と言うものだそうです。

確かに先日の勉強会で出て来た名前です。

異常に高額なことで知られたお薬ですね。。。

 

あまりに高額なので、私としては身近に考えられなかったせいか、勉強会に名前は出て来たものの心の中でスルーしていました。

経済的に豊かな人が対象になるのだろうと勝手に思っていました。

ところが実際は日本にはいろいろな制度があるせいか、既に使われているようですね。。。

高額医療費制度、限度額適用認定証でやれるみたいですね。。。

限度額適用認定証は、再発の際に入院したのでその時に私も自分の健康保険先に連絡して作成した記憶があります。

病院の窓口で教えてくれます。

(多額の現金を動かさないで出来るようになっています。)

 

と言うわけで、私もいろいろと調べてみました。

がん細胞が増殖するには免疫から逃れて増殖するという特性があるみたいです。

自分の細胞なのでがんはうまく逃れるんだろうな。。。ということは私もその程度はわかっていました。

その免疫機能が働かないようにフタをしているものがあるんだそうです。

そのフタに当たるものが働かないようにするのが、このお薬のようです。

だから免疫チェックポイント阻害剤という名前のようです。

そうすることによって、本来の免疫機能がきちんと働く。。。結果的にがんをやっつける。。。これであっているでしょうか?

 

私も免疫については、自分なりにやって来たというか理解してきたように思います。

リンパ球を増やして身体に戻すというものについても、確かにリンパ球ががん細胞をパクパクと食べる様子も見たことがあります。

それでも効果がなかったりするようですが。。。(もちろん、効果のある方もいらっしゃるのだろうと思います)

 

このオプジーボ、いろいろな種類のがんに適用されて現在治療(臨床試験?)が進行中のようです。

このお薬が広く保険適用として使われるようになるためには、適用患者の判別が必要になるように思います。

じゃないと皆保険制度が大変なことになると思います。

 

私たちはこれから料理・食べることによって免疫力を何とか強くすることを学ぼうとしています。

普通、免疫力として一般に判断するのは白血球の数がその指標に使われると思いますが、オプジーボは全く別のようですね。。。?

既にその判別方法を研究しているところがあるそうなので、それに期待してみようと思っています。

正直どうなっているんだろうと思いました???

 

私の理解の程度はこの程度です。。。疑問は限りなくあります。

私の身体は元々、風邪を引きやすい体質のように思っていました。

免疫とは何かと調べたら風邪をひかないこととあったので。。。???分かったようなわからないような。。。

 

判別方法の研究にKi-67(乳がんではよく聞きます)という言葉が出て私の頭はますますわかりません。。。なんじゃろな~~~~という感じ。

 

それでも、よいお薬が出てきてたくさんの患者さんを救うことになるんだから、全くすごいことですね。。。

 

昨年のリレーフォーライフ横浜みなとみらいでのブースにこのオプジーボを取り扱っている小野薬品のMRの方達がいらしていただきました。今年のノーベル賞に少しでも関係するかと思うとうれしく思います。。。

 

このオプジーボ、全ての患者に効果があるわけではないとのことなので

がんの謎は深いですね。。。

私たちはやれるところをやっていくしかないと思っています。

 

 

こちらに書いたことは、私の個人的体験に基づいて書かれてあります。

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文責:古山惠子