がん対策基本法について 2018/01/16

きょうは、神奈川県における第2回がん患者会情報交換会でした。

神奈川県総合医療会館6階、看護協会第1研修室において開かれました。

 

初めに「がん患者団体のよりよい活動に向けて」というタイトルでグループネクサスの天野さんから今までの説明が行われました。

 

がん対策基本法についての説明がありました。

私は過去にがん対策基本法の成立に向けて、働いたことがあります。

当時はがん患者ネット(患者団体をまとめた団体)という団体を作り、厚生労働省や国会議員会館などによく出向きました。

いわゆる、ロビー活動というものをやっていました。

当時の所属はVOLーnetでした。もちろん、マリアビバーチェもやっていました。

がん対策には法律が必要だと一番初めに手を挙げたのは、多分私だと思います。

 

それには理由があります。

当時、私達はがんについて、いろいろ活動していました。

国立がんセンターにもよく出向きました。

患者さんの口から出るのは、今もそうだと思いますが治療についての疑問などいろいろありました。

その中で先生方の考え方の違いによる治療の違いは、とても大きいと思いました。

そして困るのは患者さん達です。

先生方の争いと言うか考え方の違いは、なかなか止まらないように思いました。今もそうでしょ???(笑)

これは法律でも作らないと規制できないという思いに捕らわれました。

だから、がん対策基本法なのですよ。。。(当時はがん対策特別法案と言ったような気がします)

患者中心をうたったものを希望したのですが、ちょっと違ったかもしれません。。。

とにかくそのようにしてがん対策基本法は出来ました。

 

きょうの説明は、それの成立に山本孝史さんのお名前が挙げられました。

確かに表面上はそうなのですが、私達がいろいろと厚生労働省などに出かけていたある日、突然その中に当時民主党の参議院議員だった山本さんが現れました。きっと病気で大変だったのでしょうか。。。?そのまくし立てる言い方は私達患者が口を挟む隙もないくらいの勢いがありました。設定されていた時間はあっという間に過ぎました。

そういうことが何度かありました。

病気を抱えていて追い込まれていたのだと思います。命の期限を抱えているということは、そういう側面があると思います。

結局、民主党の山本さんが尽力されたような形になりました。

なるほど。。。法律を作ることにたけていた国会議員が関わると言うことはこういうことなのですね。。。?

 

でも、知ってくださいね。。。

それができるまで、たくさんの患者さん達の働きかけがあったことを理解してくださいね。。。

 

ちょっときょうは、悲しかったなあ~。。。今更言っても仕方ないという思いに捕らわれましたが、肝心な法律を欲しいと願った患者の気持ちを知って欲しく思います。

(けんかなんかしないで、患者の気持ちに寄り添ったことを考えてね。。。簡単に言うとこんな感じです。そう思いませんか?)

 

 

 

 

こちらに書いたことは、私の個人的体験に基づいて書かれてあります。

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文責:古山惠子