ピンクリボンと患者相談の違い 2018/03/13

いろいろと誤解が生じているようなので

ピンクリボンと患者相談の違いについて書こうと思います。

 

ピンクリボンの対象者は早期発見・早期治療を訴えているので、一般人が対象になります。(乳がんに、なっていない人)

まだ、がんには罹っていない人・告知を受けていない人(あなたは、乳がんですと言われていない人)が対象になると思います。

ところが、長いことそれをやって来たのですが、実際はそこにがんになって心配な人、悩みを抱えている人がやってきたりします。

そうすると、状況はがん相談になったりします。

私は患者なので、その気持ちは理解できたりします。

途中経過の人もいます。

これこれ言われたんだけど。。。どうしよう~。。。などと、2~3年同じ状況のような人もいたりします。

だから、実際は全般的な知識が要求されると思います。

 

一方、私達が始めた患者相談は患者による患者の為の相談だったと思います。

対象は、患者さん本人が対象だったのですが、その中には家族の人が相談をしてきたりします。

一方、がん相談を受ける相談者はどうかと言うと、癌の種類によっては相談はそもそも長期生存を果たさないとできないので、遺族の方が相談者とならざるを得ない状況があったように思います。

 

だから~。。。相談とひとくくりになると患者本人だったり遺族だったりと混じっていったように思います。

実際はそういう感じだと思います。

 

がんと言う病気を考えると、発生から亡くなるときまでが対象になるのかもしれません。

 

ここに来て、またまた話しが混乱してきているようなので申し上げますが

抗がん剤はやらないほうがいいとか、効き目はないとか言っているのではありません。

 

治療には手術、放射線、化学療法がありますね。。。

化学療法には、手術の前にがんが縮小されることを目的とする術前治療と言うやり方があります。

手術の後に、取り切れていない小さながん細胞をやっつける意味で術後治療があります。

再発後は、また違うでしょう~。。。?(どの時点で見つかったと言うのがその後を考える上で大きいと思います)

 

抗がん剤というのを調べると化学療法を指し示していることが多いと思います。

抗がん剤は経口摂取のものから、血管に点滴として入れるものを言っていると思います。

ここに副作用対策のお薬も入って来ますね。。。白血球を増やしたり、吐き気止めとかですね。

分子標的薬も実際は抗がん剤だと思います。乳がんのホルモン剤も広義に言えば抗がん剤のように思います。

慣例で言っている内容が混じると何のことを言っているのかがわからなくなりますね。。。

免疫療法は、また違いますね?

 

UICCが言ったのは、現状認識・現状把握だと思いました。

今、どのようになっているのかが分からないと整理もできないと言うことのように思いました。

それが100万人いたら100万通りと言う言葉になったように思います。

その上で予防を目指しましょう~。。。かな?

 

WHOが抗がん剤を禁止している?

そういうことではありません。

私が扱ったWHOについてのことは予防のことについてです。(対象は一般人です)

がんが出来にくいような生活習慣のことです。

 

治療と予防は当然違います。

人間の一生の中でがんについて向き合うので、ここいら辺が混乱を招く要因かなと思います。

相談で言うと全部混じる要素がありますものね。。。

治療後の再発予防が入って来たりして、ややこしくなりますね。。。

 

だから、一人ひとり、今の自分はどの時点にいて

何をしているのかを理解している必要があるように思います。

一人の人間として、がんになっているのか?

治療中なのか?、再発しているのか?

検診中なのか?

もちろん、がんにならずに一生を終える人もいると思います。

別の病気になる人もいるかもしれない。。。

病気にならずに、一生を終える人もいるでしょう?

 

治療については

自分のがんの種類をきちんと理解しておく必要があると思います。

私は乳がんなので、どうぞ誤解のないようにお願いします。

再発時には、手術、放射線、ハーセプチン、ホルモン剤、経口抗がん剤・気功(少々)、丸山ワクチン

と、やりました。

これから?

ハイパーサーミアの治療を考えています。

 

 

 乳がんは、外側の臓器なので分かりやすいということがあると思います。

その為に、乳がんの治療が発展したという歴史があるようです。

と、言うわけでがんは乳がんがリードするように思います。(と、言うように見えます)

乳がんに起きたことは、いずれ他の臓器のがんにも起きるんだってさ。。。長期生存が可能になると言うことのように思います。

 

 

 

 

こちらに書いたことは、私の個人的体験に基づいて書かれてあります。

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文責:古山惠子