生まれ変わりの村 2019/01/08

がんと告知された頃、生まれ変わり?と言うことについて興味があって調べたことがあります。

 

初めて主治医の前に座った時、何故か「間に合った」と感じたことがあって、それはどこから来るのか知りたいと思いました。

主治医の顔は実は全然覚えてなかったです。

ただ、がんと言われたことが「間に合った」?のか。。。是非知りたいと思うでしょ?

間に合った、と言うことは私がその後も生きられる?と言うことを暗示したものだったのか?

その時は、全くそう言う気はしなかったです。それから20年近く生きられたことを考えるとそう言うことだったのか?とも思えてきます。

 

その頃の生存曲線は私のリンパ節転移の数は(乳がんは主にその当時リンパ節転移の数がその指標のように思いましたが)10年経つとほとんどゼロに近づく感じでした。

生存曲線と言うのは全くゼロにはならないみたいです。がん患者を追いかけて行くうちに病院を変えたり、あるいは事故?で亡くなったりそういう数字は反映することができないのかもしれませんね。。。数字として出せないと言うところがあるように思います。

だから。。。1~2人は生きている感じに見えるように思います。

 

「間に合った」と言う感情が気になって調べて行くうちに「生まれ変わりの村」という本に出会いました。

ネット注文しました。

この方はとても面白い人でした。

中国には「生まれ変わりの村」があってそこの村人達は前世の記憶があるそうなんです。

実際にこの村に何度か取材に出かけていると言うことでした。

ホントのような嘘のような話でしょ?

2~3冊読んだように思います。

 

私は13才で実母を病気で亡くしています。

ちょうど私の娘は10才ぐらいで私は似たような環境に置かれたように思います。頭の中はこんがらがっていました。

当時の娘になったようにも思ったように思います。主治医の前で中学生くらいの気分になったことがあります。

現実は母親であったわけですが。。。

 

よくよく考えれば、生まれ変わり???と言うのはかなりおかしなことだと思います。

姿、形、目や鼻などあるいは性格も両親から引き継ぐもののように思います。

私が亡くなることを考えればもう一人の自分がいればいいのかもしれない。。。と思いました。

羊のドーリーのことも考えました。(^^;

別の予備の世界とか??? ドラえもんのような話ですね。。。

 

現実の私は私と同じ経験をしないとその今の自分にはなれない。。。でしょ?

生まれ変わりの村は本当に生まれ変わって、赤ちゃんになって生まれてくるんだそうです。

そのことを知った私は、娘にこれがあなたのお母さんですよ、と言って赤ちゃんを差し出されても困るでしょ???

そういうことを考えたらこれは例え実際に生まれ変わりがあったとしても

あまり役に立たないかもしれない。。。と思いました。

死が怖いのは一度死んだら二度と、そこには帰ってこないからですよね?帰ってこれない。

 

がんを考えて行くと死を考えないわけには行かないと思いますが、もしも本当に生まれ変わるのであれば、死は怖くなくなるかもしれないとは、思いました。

 

そういうことを考えているうちに、ばかばかしくなってbookoffに手放しました。

「間に合った」という感情は相変わらず私の中で疑問として残っていました。

魂は別に存在しているのかもしれませんね。。。だとしたら納得できるかな。。。と思います。

 

だから同時に目の前にあったピンクリボンをやってきたように思っています。

取りあえずこれをやるんだろうな。。。と言う感じがあったように思います。全てがやるように仕向けられたようにも感じています。

私の意思でやってきたはずではありますが。。。

 

結局、こう言うことを書いている私は、もしかして、私は赤ちゃん?になったと感じるこの頃ではあります。

 

義理の母が亡くなって、土地の相続のことで関係者一同を調べる機会がありました。

父の始めの結婚で男の子が1~2才で亡くなっています。

戦争の出征前に親子3人で写った写真を父が亡くなってから叔母に見せてもらいました。

その子の魂が先生に乗ったの???

だとしたら分かるような気もしています。

信じますか???(笑)

 

 

 

こちらに書いたことは、私の個人的体験に基づいて書かれてあります。

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文責:古山惠子